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2009年12月20日 (日)

ハンガリーウォーター原液の容器

さて。仕込んでから1カ月になるハンガリーウォーター。そろそろ中のハーブを引き上げる時期が来ました。漬け込んでいたガラス容器の外から見る分には、派手に花が咲いているということはないので、なんとかここまでは成功のようです。これを保存用の容器に移すのですが、その容器を探すのに苦労しました。

理想は、透明で細口、なおかつ耐熱ガラスでスクリューキャップ、パッキンなどが付いていて密閉ができるもの。

数年前は、家庭用でも耐熱ガラスの細口瓶で密閉容器というのは普通に手に入ったはずなのですが、なぜか今年はどこを探しても見当たりません。かつて我が家にあったこのような瓶は、パッキンの経年劣化により使い物にならなくなったので、捨ててしまったのです。不思議と容器の胴とほぼ同じ大きさの口、つまり広口ばかりなのです。結局、オートクレーブがかけられるような試薬ビンに行きつきました。

さて、さっきの条件を挙げた理由は以下の通りなのです。

1.透明瓶 内容物の状態が一目で確認できる

2.細口 空気と接触する部分をできるだけ少なくできる

3.耐熱ガラス製 煮沸消毒ができる

4.密閉容器 アルコールを使用しているため、それの蒸発を防ぎ、内容物の劣化を遅くする

というところです。

保存用の容器は、仮に原材料が日光に弱いものを使っていることを考慮に入れても、普通は日光がさんさんと当たる場所には置かない(冷暗所が普通)ので、内容物の状態が一目で確認できる透明瓶のほうが安全と判断しました。希釈したものを入れる容器も同じ仕様のものですが、化粧品をまとめておくためにポーチを使用し、その中に入れているので、日光の問題はほぼ無視してかまわないのです。

今回は、オートクレーブがかけられる仕様のものなので、これらの条件をすべて満たしています。そのため、ビン本体を、煮沸消毒ではなく、加熱滅菌処理が可能となり、保存には最適です。

あまり知られていませんが、市販されている消毒用アルコールは無菌ではないので、油断はできないのです。

次回は、処理から封入までをお送りする予定。「今回のハンガリーウォーター、手作りコスメじゃないか!なんでそこまでするの?」という人もいるかもしれません。ですが、素人が作るからこそ、安全・安心して使用するために、せめて素人でできる衛生管理はしっかりしようという考えです。

逆に、ペットボトルを使ってチンキを作ったり、あまつさえアルコール濃度の高い物質をペット樹脂の容器に平気で保存している人の考えがわからないのです。まあ、はじめから芳香蒸留水などを使ってかなり薄めた状態で作る人もいるようですけどね。

ちなみに、医薬品と医薬部外品(化粧品など)の製造工程における安全・衛生管理はほぼ同じレベル。プロでさえそうなのですから、素人でも原理をしっかり理解し、できる限りの衛生管理をするのは自分のためにも重要だと思いませんか?

*チンキとは

エチルアルコール(エタノール)、もしくはそれとの混和物に生薬を浸して成分を抽出したもの。消毒に用いるヨードチンキは、エチルアルコールにヨウ素化合物を溶かしこんだもの。

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